迦葉山 龍華院 弥勒寺 とは

 歴史は古く、由緒ある神聖なお寺
「迦葉山 龍華院 弥勒寺」(かしょうざん りゅうげいん みろくじ)
ここには「日本一の大天狗」や「交通安全身代わり大天狗」が安置されています。
また、弥勒寺では10年に一度、大開帳が行われ、御神体を拝することができます。

天狗の霊峰 迦葉山

 関東三大天狗の御山と知られる当山(迦葉山)は、群馬県沼田市街地より北方約十六キロメートル、武尊山系の豊かな自然に抱かれた深山の霊域です。
四季折々に美しい表情を見せるこの山は、訪れる方々に静けさと安らぎをもたらしてくれます。
春にはやわらかな新緑が山を彩り、夏には霊鳥「仏法僧」の澄んだ声が谷あいに響き渡ります。
秋には山全体が鮮やかな紅葉に包まれ、冬には白雪が静かに降り積もり、厳かで幻想的な景観が広がります。
自然の移ろいとともに、心を整えるひとときをお過ごしいただけます。

 当山弥勒寺は、嘉祥元年(八四八年)に開創された由緒ある寺院です。
桓武天皇の皇子・葛原親王の発願により、天台宗の高僧・慈覚大師を開山第一世として迎え、この地に法の灯がともされました。
その後、曹洞宗へと改宗され、禅の道場として長い歴史を歩んでまいりました。
さらに徳川初代将軍ゆかりの祈願所としても知られ、格式ある寺院として今日まで多くの信仰を集めています。

 また、迦葉山参りには、古くから伝わる独自の習わしがございます。
初めて参詣される際には中峯堂にて天狗面をお借りし、ご自宅へお持ち帰りいただきます。
そして次にお参りの折には、その面をご返納いただくとともに、新たな面を寺へ納め、さらに別の面をお借りいただくという流れになっております。
この一連のならわしは、感謝の心とご縁を大切にする意味が込められており、多くの参詣者に親しまれております。

 豊かな自然と長い歴史、そして今も息づく信仰のかたちに触れながら、どうぞ迦葉山にて心静かなひとときをお過ごしください。

日本一の天狗面

 迦葉山の中峯堂(鎮守堂)は平成7年大開帳を記念して拝殿部分を全面改修し間口8間、奥行き21間の山岳造、当山の鎮守様をお祭りする建物です。
 中峯堂には、迫力ある大天狗面が安置されており、訪れる方々の目を引く見どころのひとつとなっております。
なかでも、昭和十四年(1939年)に商工会有志により戦勝祈願として奉納された天狗面は、日本一の大きさを誇り、その堂々たる姿は圧巻です(顔の丈約6.5メートル、鼻の高さ約2.8メートル)。
※一説には顔の丈約6.7メートルとも伝えられております。

 また、昭和四十五年(1970年)には、大天狗奉賛会により交通安全を願って「交通安全身代わり大天狗」が奉納され、現在も多くの参詣者の信仰を集めております。
※顔の丈約4.0メートル、鼻の高さ約2.7メートル

 さらに、昭和五十八年(1983年)には、沼田青年会議所より「諸願成就大天狗」が奉納され、坐禅堂に安置されております(顔の丈約4.2メートル、鼻の高さ約2.0メートル)。本天狗面は長年の風雨により老朽化が進んだため、平成二十年に修復が施され、現在もその威容を保っております。なお、その重さは信仰の対象であることから明らかにされておりません。

 歴史と信仰、そして地域の人々の想いが込められた大天狗面の数々を、ぜひ間近でご覧いただき、迦葉山ならではの迫力と魅力をご体感ください。

天狗面の由来

 弥勒寺は、嘉祥元年(848年)、比叡山の高僧・円仁慈覚大師により、国家の繁栄と人々の安寧を願う鎮守護国の道場として開創されました。
その後、天巽禅師によって曹洞宗へと改宗され、禅の教えを伝える道場として今日まで法灯が守られております。
 この天巽禅師には、中峰尊という高弟がおりました。中峰尊は、伽藍の造営から布教に至るまで尽力し、山中の険しい岩場や人の及びがたい場所へも修行者を導いたと伝えられています。その働きは常人の力を超えるものとして語り継がれ、長年にわたり師に仕えながらも、その姿は変わらず若々しかったともいわれております。
 やがて禅師が第二世・大盛禅師へと住職の座を譲られた折、中峰尊は「自らは迦葉仏の化身にして、この地における務めを終えた」とし、「今後はこの山に霊としてとどまり、末の世の人々を救い導く」との誓いを立て、案山峰より昇天されたと伝えられています。その後、この地に天狗の面が残されたことが、現在の信仰の始まりとされています。
 以来、その功徳と御利益を求めて、多くの参詣者が天狗面を奉納するようになりました。近隣はもとより全国各地から人々が訪れ、迦葉山は「天狗のお山」として広く知られ、今もなお多くの方々で賑わいを見せております。

歴史と伝承が息づくこの地にて、ぜひ迦葉山ならではの信仰と文化に触れてみてください。

座禅石(和尚台)

御開山様天巽禅師が修行した場所であり御開山の座禅石(和尚台)と呼ばれている。

高さ約60メートルあり、鎖で頂上まで登る途中には「胎内ぐぐり」と呼ばれる割れめや「飛び羅漢」という五百体の羅漢像が足場の無い絶壁のあちこち安置されている。
修験道の修行場としても知られています。

馬隠杉(うまかくれすぎ)

弥勒寺参道にある馬隠杉は、沼田市指定の天然記念物の大杉で樹齢約千年余、樹高31メートル、幹の太さは、8.5メートルを超える大木です。
「この杉より内は三蔵秘密の霊地にて乗馬等を禁じ、馬が隠されても疑わず」として馬隠杉(うまかくれすぎ)と言われています。

公益社団法人群馬県緑化推進委員会迦葉山馬隠れスギのページ

十年に一度の大開帳

平成二十七年御開帳時のポスター

弥勒寺にある中峯堂奥殿の厨子が10年に一度開かれ、ご神体を拝することができます。
次回御開帳は、2035年4月28日~5月28日(予定)

財団法人青少年研修道場

 変動する世界、毎年変わる価値観そんな社会情勢の中、人間としての生き方、本来の自己を発見し、心の修養場として広く社会、学校、サークル等の研修の場として広く門戸を開放しています。

パンフレット

沼田市観光協会 迦葉山龍華院弥勒寺 パンフレットがダウンロードできます。
沼田市観光協会様の当寺パンフレットページは、下記ボタンより。

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